ちょっとブログの間が空いてしまいました。
心の整理がつくまで、時間がかかっていました。

色参考01


ちょーたんのお兄ちゃんでもあった、大事な大事な愛犬タルト。
15歳5ヶ月で虹の橋を渡りました。
いつもの育児ブログの記事ではないのですが、家族の思い出という感じで記録に残しておきたいと思います。

タルトはキャバリアとトイプードルのミックス犬。
20007年2月に我が家にやってきました。
愛嬌があって、超マイペースで。人もわんこも、食べることも大好き。可愛がってもらうことに常に全力投球でした。
そして、決して怒らない優しい子でした。
最後の最後まで、タルトの怒った声を聞いたことがありません。


今年に入ってから急に体調を崩してしまったタルト。
12月のクリスマスには、一緒に旅行もたのしんでドッグランでも遊んでいたのに。
首が上がらなくなり、足腰に力が入らなくなりました。
13歳の夏からクッシング症候群を患っていました。ずっと薬を内服して、秋の健診でも基準値内で収まっていたのですが、急に症状が進んでしまったようで。

それでも、ステロイドを内服し始めて少しづつ体調も持ち直したかのように思えました。
自力でなんとかトイレに行こうと頑張っていました。


1月30日。
また、足の力が抜けていきました。病院に連れて行き、内服薬を調整してもらって点滴を受けました。

2月2日。
病院へ行き、状態を見た先生から急に悪くなっている、覚悟を決めたほうがいかも、と話されました。
でも、その場で出されたお菓子を食べる姿を見て持ち直せるかもと見立てを変えられました。
血液検査を受けましたが、腎機能の数値ががくんと落ちていて。
ちょーたんママは、病棟で働いています。
主に透析を受ける患者さんが入院していて、透析をやめるとどうなるのか、身をもって体験しています。
長くはないかも、という認識と、持ち直して欲しいと願う気持ちがごちゃ混ぜになりました。


2月3日。
今日も点滴。
それでも、固形物も食べていました。この頃から自力で立ち上がれなくなりました。

2月4日。
朝、痙攣が始まりました。治ってから急いで病院へ。
腎機能がさらに悪化して、これから痙攣が続いていくだろうと話を聞かされます。

2月5日。
この日、大好きだったイチゴをひとかけら食べたのが最後の食事になりました。
1日ごとに、できなくなることが増えていく。
それを見守っているだけの時間はとても苦しくて。
そんな中、パパがカートを出してくれました。タルトはお散歩が大好きだったから。
カートに寝かせてあげて、家族みんなで外に出ました。
不思議なことに、カートで寝ている間は痙攣発作は起きなかったんです。

カートに乗せたタルトと、いつもの散歩道から公園に行ったり、海辺から江ノ島まで行ったり。
穏やかな顔でねんねしているタルトは、たくさんの人にかわいいね、幸せそうだね、と言ってもらえました。
痙攣止めがきいて意識は遠くなっているはずなのに、時々目を開けて外の匂いをかいだり。
もう少しでタルトとの時間が終わってしまうことは感じていました。
それでも、とても穏やかで、静かで幸福な時間をタルトは私達にくれました。

2月8日。
この日、ちょーたんは学校、ママは仕事。
仕事中、いつパパから連絡があるんじゃないかと気が気でなりませんでしたが、タルトは頑張って待っていてくれました。

2月9日。
朝4時ごろ、うんちが出てしまったのでお尻を洗うと、気持ち良さそうにまた寝ました。
パパと二人でお茶を飲みながら、ゆっくりタルトの思い出話をしているうちにちょーたんが起きだす時間に。

今思うと、ちょーたんが起きるのを待っていたんじゃないかと思います。
急に息する感覚が長く、途切れ始めたのです。
パパとチョーたんを大声で呼びました。寝起きのはずのちょーたんも大急ぎで来てくれました。

家族みんなが見守る中、ゆっくり、大きく2回息をして。
静かに静かに、タルトは息を引き取りました。


2月9日は綺麗に晴れた日でした。
タルトはお日様が大好きだったから。
空に昇る日を自分で選んだようにも思えます。

笑顔参考04




小さな体だったのに、その存在がおおきすぎて。
今でも、ついつい名前を呼んでしまいます。いなくなったことに実感が湧かない日もあります。
もう、使うことのないリードを見るたびに泣きそうになってしまいます。

でも、タルトに出会えて、15年も一緒に暮らせた私たちはとても幸せでした。
タルト、いつかまた会いたいな。
虹の橋で待っててね。

タルト顔写真





にほんブログ村 子育てブログ ギフテッドチャイルド育児へ
にほんブログ村
にほんブログ村 子育てブログ 男の子育児へ
にほんブログ村
にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村